ディレ検

本番公開の安全手順

この章のねらい:検収チェックリストで成果物を体系的に検証し、著作権と公開手順のリスクを管理したうえで、納品報告と請求連携まで確実に完了できる。

公開は「一番事故が起きる工程」

テスト環境で完璧でも、本番公開の操作ミスや想定外の差異でサイトが崩れることがあります。公開作業そのものを「リスクのある工程」として設計するのがディレクターの仕事です。

公開前:バックアップの確認

公開前に必ず「戻せる状態」を作ります。ディレクター自身が操作しない場合でも、コーダーに次の3点を確認します。

  1. 何をバックアップしたか(対象ファイル・データベース)
  2. どこに保存したか
  3. 戻せるか(戻す手順と所要時間の目安)

「バックアップ取りました」の一言で済ませないのがコツです。とはいえ、詰問のように聞く必要はありません。公開前の段取り確認の流れで、自然に一言添えるだけです。

「ありがとうございます。万一のときの段取りだけ揃えておきたいのですが——何かあったら、バックアップからどれくらいで戻せそうですか?」

聞きたいのは相手を疑うことではなく、「戻すのに何分かかるか」を公開前にお互い知っておくことです(5分なら軽く構えられますが、1時間なら公開の時間帯を変えたくなります)。この見積りが誰も答えられない状態での公開は避けます。

公開のやり方は2通りある

公開作業そのものにも、やり方が2つあります。

  1. 動いているサイトに、そのまま反映する:テキスト修正や画像差し替えなど、軽微な修正はこちらが普通です。訪問者は一瞬で切り替わったページを見るだけで、作業に気づきません
  2. 「メンテナンス中」画面を出してから作業する:サイト全体を一時的に「ただいまメンテナンス中です」という案内ページに切り替え、その裏で作業して、終わったら戻します

ここから先は、無料の会員登録で読めます

続きの本文に加えて、理解チェック・実践演習・AIによる添削が使えます。 合格すると認定資格が発行されます。この講座は完全無料です。

無料で続きを読む

メールアドレスだけで登録・クレジットカード不要

サイト修正ディレクションの目次に戻る