ディレ検

検収チェックリスト:表示・リンク・誤字・デバイス・デグレ確認

この章のねらい:検収チェックリストで成果物を体系的に検証し、著作権と公開手順のリスクを管理したうえで、納品報告と請求連携まで確実に完了できる。

検収はディレクターの品質保証工程

制作者から「できました」と連絡が来ても、それをそのままクライアントに見せてはいけません。クライアントに届く前に不備を見つけるのがディレクターの検収です。クライアントが不備を見つける状況は、単なる手戻り以上に「チェックしていないのか」という信頼の毀損を生みます。

検収チェックリストの基本構成

検収は「思いつくままに見る」のではなく、チェックリストで体系的に行います。

1. 指示との一致確認

  • 指示書のBefore/Afterどおりに変更されているか
  • テキストは指示書の原文と一字一句照合したか(目視の記憶に頼らず、原文と並べて比較する)
  • リンク先は正しいか(実際にクリックして遷移先URLを確認)

2. 周辺への影響確認(デグレードチェック)

デグレード(デグレ)とは、修正によって、それまで正常だった部分が壊れてしまうことです。

  • 修正箇所の上下・左右のレイアウトが崩れていないか
  • 同じ部品(ヘッダー・フッター等)を使う他ページに影響が出ていないか
  • 修正したページ内の他のリンクや画像が壊れていないか

修正案件の事故で多いのは「直した場所は正しいが、隣が壊れた」パターンです。修正箇所だけ見て合格にしないこと。

どこまで見ればいい? — 修正の種類で範囲が変わる

「周辺」と言われても、どこまで見ればいいのか——初心者が一番迷うところです。目安は修正の種類で決まります。

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